2016年12月24日土曜日

★いわゆる「まとも」でもブラック職場


今一生さんの記事(今一生のブログ)とか本を読んだり、講演を聞いたりして、起業とか転職とか色々考えている。今やってる仕事が果たして社会的に意味のあることなのか、甚だ疑問だからだ。今の仕事は、この生きにくい社会を変えられるような仕事ではないし、困ってる人のために役立つ仕事でもないと思う。単に自分が稼ぐための仕事、仕事のための仕事だ。少なくとも私はそう認識せざるを得ないと思っている。

そういうわけだが、先々何かするにしても、当面の生活というのもある。今現在の妥協点として「困っている人の役に立つ組織」への就職も考えて、転職活動も行なっている。

ある病院で施設管理事務職員の募集があった。非正規原則更新の日勤8:30〜17:15で事務職。しかし、病院建物の設備の運転管理も兼務する仕事のため、二級ボイラー技士免許や危険物取扱者乙種四類などのライセンス要件があった。一方で事務職なので専門・短大卒という要件もあった。あまり応募者がなさそうな要件だ。現在の職業柄、要件のライセンスは上位資格を持っているし、夜学でもいちおう文学部4大卒なので、要件は十分満たしていた。応募書類に成績証明書もあったので、大学から郵送で取り寄せ、履歴書・職務経歴書・ライセンスコピーをまとめて応募しておいた。

郵送から10日も過ぎた頃に通知が来て、小論文試験と面接やるから来いとのことで、行って来た。小論文試験を終えて、最後の順番まで待たされて面接になった。院長・事務長・施設用度課長と並んでの面接だった。そこで初めて聞かされたのだが、月3回(9日に1度)の当直勤務があるというのだ。思わず「えっ?」と声をあげてしまった。求人票に夜勤ありなんて一言も書いてなかったじゃないか。

その内容がひどい。朝来て夕方まで8時間働き、翌朝まで宿直勤務。ここまでは良い。驚いたのは、さらに夕方まで通常どおりの日勤をするというのだ。一般的に当直勤務というのは24時間が限界で、通常は8:30に退勤、当直明け休みになってそれ以上は働かせてはいけないはずだが、ここでは32.75時間連続になる。仮眠・休憩があるとして、実働は24時間くらいか。しかし、32.75時間拘束されるのは間違いない。2日目の夕方に緊急対応が入ればさらに長時間だろう。

「ああそうですか、それは無理そうですね」と言った。面接も切り上げられ、私からの質問に入ったので、改めて「長時間労働などの勤務実態について伺おうと思っていたのですが、長時間労働も夜勤もできないので今回はしょうがないですね」と答えて帰って来た。腹の中では求人票に書いとけよと喉まで出かかったけど、働く気もなくなった職場のことなどどうでもいいのでとっとと帰って来た。

それにしても30時間以上もぶっ続けの勤務が月3回もあるなんてどうかしてる。ハロワの求人票だと時間外は月平均10時間とあるし、まさかサビ残で当直? それも非正規の契約社員にやらせるの? まして共済組合で? 医師は長時間労働ってのはある意味仕方ないと思うが、だからと言って看護師や事務まで追従させることはないだろう。

いわゆる社会的にも「まともな」経営母体のようだが、相当にブラックだ。私がいた時の保育園のがまだ数段マシじゃないか。19時以降は経営者である私が出て皆保育士は帰らせたし、緊急対応は当然に私。年末年始の大掃除の大部分は、休み中に私が1人でやったし。従業員に無理がかかりそうなら、経営者たる理事が職場に出て補勤すべきではないのかな? よくこれでみんな辞めないものだと思う。

まあ1つの面接試験を経験しただけだが、なんともはや。ここまで酷いのかと思った。いわゆる公務員共済組合の病院といえば、社会的に十分認知されたものだろう。その病院がブラックとは。そしてその体制が続いているのは、批判することもなく追従する幹部以下の職員たちがいるからなんだろう。理事たちも黙認、「医は仁術」慈善事業だからとか言ってトボけているのだろう。

恐ろしい。本当に恐ろしい。大卒・短大卒の仕事などしないでよかった、自分はブルーカラーでよかったと、心底思う。社会起業を念頭に置きつつ、使われるならブルーカラーの仕事を選んで、したたかに生きぬきたいと思う。

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