2017年10月9日月曜日

平成28年度の児童福祉司1人あたりの #児童虐待 相談受持ち件数は40.4件!(※まとまったデータを入手して再計算)

※まず冒頭にて訂正のお知らせです。これまでのブログに書いた、児相職員1人あたりの受持件数を再計算しました。データに統一性がなかったので、結構ずれてます。本記事で訂正します。以後、受持件数のデータは本記事のものを用います。

平成28年度、児童相談所の児童福祉司1人あたりの児童虐待相談受持ち件数は、
40.4件 と判明しました。

※算定根拠は以下の通りです。
122,578件/3,030 ≒ 40.4件
・全国の児相に持ち込まれた児童虐待相談件数 122,578件
・平成28年4月1日現在の児相の児童福祉司配置 3,030名
児童相談所の現状(厚労省、平成29年3月14日)





表にまとめると以下のようになりました。


児童虐待相談対応件数と児童福祉司配置数の推移
年度 児童虐待相談件数 児童福祉司配置数 1人あたり受持件数
平成11年度 11,631 1,230 9.5
平成12年度 17,725 1,313 13.5
平成13年度 23,274 1,480 15.7
平成14年度 23,738 1,627 14.6
平成15年度 26,569 1,733 15.3
平成16年度 33,408 1,813 18.4
平成17年度 34,472 1,989 17.3
平成18年度 37,323 2,139 17.4
平成19年度 40,639 2,263 18.0
平成20年度 42,664 2,358 18.1
平成21年度 44,211 2,428 18.2
平成22年度 56,384 2,477 22.8
平成23年度 59,919 2,606 23.0
平成24年度 66,701 2,670 25.0
平成25年度 73,802 2,771 26.6
平成26年度 88,931 2,829 31.4
平成27年度 103,260 2,934 35.2
平成28年度 122,578 3,030 40.5

受持件数は減るどころか右肩上がりです。
依然として深刻な人手不足が進んでいます。危急の増員・加配が必須と言えます。

※正直言って、児相職員の質は悪いです。私も実体験としてそれがよくわかっています。増やしても「ゴミの祭り」でしょう。しかし、絶対数が増えれば「掃き溜めに鶴」の人数も増えるのではないか、現状より少しでもマシになれば、という淡い期待を込めて意見しています。

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